ホーム > 奈良県・月ヶ瀬健康茶園より 新茶をお届けします
いつも当園のお茶をご愛飲いただき、ありがとうございます。
今年は、例年より10日ほど早く春の訪れを迎え、茶園ではゆっくりと新芽が育ち始めています。
一年の最初に収穫する一番摘みの新芽は、秋から冬のあいだ、茶樹の根や茎にじっくりと蓄えられていた栄養を源に少しずつ芽吹かせていきます。そして茶の新芽が萌芽してからも、朝の気温は5℃近くまで下がり、奈良・月ヶ瀬の山間地特有の昼夜の寒暖差のリズムを繰り返すなか、ゆっくりとゆっくりと生長することで、重みのあるひき締まった新芽に育ちます。
夏は「葉」を、秋は「実」を、冬は「根」を、そして春には「芽」を…。というように、タケノコやワラビを食べるように、新茶の時期には茶の新芽の勢いを体にとり入れることが、一年を元気で過ごすためにも大切なことだと考えています。
新茶の特徴には「前年の夏以降の気候で茶樹がどのように育ったか」ということが影響します。
農薬や化学肥料に頼らず、自然のリズムで茶樹が育つ環境だからこそ、気候の傾向が素直にお茶の特徴になります。近年は、年間を通して「例年どおりの気候」とならないことが当たり前になりました。しかし茶樹は、そういった厳しい環境(ストレス)を経験する度に、適応しながら強くなり、新茶もその年ならではの特徴が感じられるようになってきました。
私たち人間もまた、茶樹と同じように、例年通りとはいかない気候の中で生きているからこそ、その年に育った新茶の力をとり入れることが必要なのだと考えています。
今季も元気に育つ茶樹の勢いを新茶でお届けさせていただきます。
ぜひ、今年だけの新茶の風味をお楽しみください。
月ヶ瀬健康茶園おすすめの水出し方法
常温の水1Lに茶葉15gを入れて(室温20℃で3時間程度)置く。好みの濃さになったら冷蔵庫で冷やす。
※暑い日は、上記の茶葉の量で冷蔵庫で一晩置くのもおすすめ。
※できあがった水出し緑茶は冷蔵庫で保存して、一日以内に飲みきる。
※時間が経つほど茶葉が変質して苦味も増すため、できあがったら茶葉を取り出しておく。
◇「濃いな」と感じるとき
・茶葉の量を減らす ・置く時間を短くする ・水の温度を低くする